UNZOO ひとり動物園始めました

我が家の小さな家族と僕の日常

病気によって得たもの

今まで僕は、何十年も、仕事一筋で生きて来た。
しかし、出世欲みたいなものは無く、ただただガムシャラに働いて来たイメージだ、約5年前、最初に適応障害を発症した時、僕の中の大半は、仕事で埋め尽くされていた事を思い知らされた。

ゆっくり休めと言われたが、僕にとっては、それが苦痛で、やる事が無い!に頭の中で変換されてしまった。

だから、発症から1年後に社会復帰した時は、本当に嬉しかった。
当然、社会的に評価されて、自己肯定感が高まったのも事実だか、それ以上にやる事が有る嬉しさの方がそれを更に上まわっていた。

だから又、僕のガムシャラ病が発動してしまった。
そのおかげで、あっという間に昇進し、管理職になった。
そして、また働き過ぎで病気になった。

そして今、朝は、他の人よりも遅く出勤し、夕方は、基本的に残業無しとなった。
その代わり、給与は、安い。

でも、今思うのは、僕には今の働き方があっていると思う。
そして、給与が安い分は、他の何かで稼げば良いと思う。
今は、昔と違って、稼ぐ方法など、考えればいくらでもあるのだから!

今の会社は、体調が良くなってくれば当然、人手が足らないので、時短もやめて、場合によっては残業も可能にしてくると言うのが、ノーマルな今後の流れだと思うが、僕は、この病気を何回も経験するうちに、仕事に対する価値観が、ようやく変わった。

場合によっては、今の働き方を変える局面では、お断りすることも考えている。

この仕事に対する価値観を得た事こそが、僕がこの病気によって得た最も重要であり良かった事かなぁと思う。